今、塩谷の海岸では、【海岸侵食】という大きな問題にぶつかっています。この問題は塩谷に限って起きている問題ではありません。
全国の海岸のいたる所で起こっています。それに対してさまざまな対策がとられています。 しかし塩谷の海岸では、長い長い月日がたち、
『全国白砂青松百選』にも選ばれたこの塩谷の白い砂はどんどん失われています。
「昔はねぇ 砂浜を渡って海に入る途中で足の裏が熱くなってねぇ。草の上を休み休み海に入るくらい よそばた(波打ち際)長かったんだけどね…」
塩谷の海を見てきた お年寄りの”昔はねぇ”という声は皆寂しそうです。
そこで、平成26年度総区長の伊與部氏を中心とした「海岸侵食防止委員会」を立ち上げ、昔の砂浜を取り戻そうと取り組んでいくことにしました。
平成26年4月25日に「平成26年度第一回海岸侵食防止委員会」が19時より中央公民館で開催されました
先日ばなな親方のブログでご紹介いたしましたこちらを参考に
1.海岸養浜工事について
平成24年度に引き続いて荒川の砂を搬入5月~7月 30,000立方メートル完了
2.岩船港浚渫砂の搬入工事について
岩船港に溜まった砂を浚渫しサンドパイプで搬入9月~10月 30,000立方メートル完了
3.突堤工事の開始について
突堤2基を設置 11月より準備 工事は来春に開始する
11月26日 火曜日 地元説明会 午後7時 中央公民館
お願い! 天気が良くても特に学校町付近の海岸には近づかないでください
塩谷の浜を視察し、そのあと公民館で意見交換が行われました。
上越市(大潟、上越、名立)で侵食が起きている海岸は、塩谷のように1つの部落ではなく、
大きな町がいくつかまたがっているため、意見がまとまりづらいこともあるようです。
海岸付近に住んでる人と、海岸から離れたところに住む人の意識の違いや、関心度の差も
その要因のひとつなのでしょうか。
わたしたち塩谷は、住民が一つの方向に向き、DVD作成や署名運動などの行動もスムーズに行き、
市、県、国までわたしたちの思いが届いたのだと思います。
お互い良い意見を交換しながら上越の海岸侵食の対策もいい方向へと
向かっていってほしいです。
※また、海岸侵食の【侵食】の文字が【浸食】ではないかと指摘されますが、あえてここでは侵食の文字をつかい、自然現象だけでは起きない海岸侵食として抗議の意味で使わせて頂きます。
☆過去の情報は下記にPDFファイルにアーカイブされています。(PDFファイルが見れない方はADOBE READERをインストールしてください)